MT4ではターミナル画面からシグナルを選んで、口座で直接運用することができます。
目次
MT4のシグナルとは?
シグナル発信者のトレードを、MT4を介して1ヵ月単位で受信し、コピーすることができます。
シグナル発信者のトレードはEAなどの自動売買が主ですが、裁量でとる行動もシグナルとして配信することができます。
EAを止める、一部のポジションをクローズする、などの判断が下される場合もあり、
シグナル配信者の行動によってはEAのパフォーマンスが最適化されることになります。
シグナルは受信するだけではなく、個人でも配信することが可能です。
MT4のシグナルを利用するにはMQL5コミュニティへの登録が必要になります。
シグナルには無料と有料のものがあります。
MT41口座につき1シグナルのみ受信できます。
すべてのシグナルは、パフォーマンスや運用履歴を参照することができます。
MQL5コミュニティへの登録方法はこちらからご覧いただけます。
MT4でシグナルの運用履歴や資金増加量のパフォーマンスを参照する
ターミナル画面の下側にあるタブから「シグナル」を選択します。
表示されたシグナルはパフォーマンスや金額などを参考に並び替えることができます。
- Signal/Equity
- Growth/Weeks
- Subscribers/Funds
- Trades/Win
- Max DD/PF
シグナルをお気に入りに保存しておく
パフォーマンスを比較するため、気になったシグナルはお気に入りに入れておくことができます。
シグナル画面上部にある、「Add to Favorites」をクリックするとお気に入りに保存できます。
シグナルの一覧から、見たいシグナルの名前をクリックすることで詳細画面へ移行します。
お気に入りに入れておけば、いつでも保存したシグナルを参照することができますので、運用成績を追いかけることもできます。
Remove from Favoritesの状態でクリックすると、お気に入りから外すことができます。
画面左上にある矢印をクリックすると、シグナル一覧画面へ戻ります。
お気に入りのシグナルを参照する
シグナル画面の上部にあるタブからFavoritesを選択すると、お気に入りに入れたシグナルの一覧を見る事ができます。
- Main シグナル一覧画面
- Favorites お気に入り画面
- My Statistics 適用しているシグナル画面
お気に入りのシグナル名をクリックすると詳細画面をみることができます。
シグナルを受信する
シグナル画面の右上にあるSubscribe for freeをクリックするとシグナルを適用することができます。
無料の場合にはSubscribe for freeと表示されますが、有料シグナルの場合にはfreeの部分に金額が表示されます。
例:Subscribe for 50 USD
画面が開き、このシグナルを購読しますか?と表示されます。
画面内にあるシグナルの利用条件に同意するチェックボックスへチェックを入れます。
MQL5コミュニティで作ったパスワードを入力し、OKを押します。
有料シグナルの支払いについて
有料シグナルに料金を支払う場合には、MQL5コミュニティ内にある自分の口座へ資金を入金しておく必要があります。
MQL5コミュニティへは、PayPalやWebmoney、NETELLERなど各種ネット決済が利用できるほか、クレジットカードからも入金できます。
シグナルの設定について
この画面で設定することで、シグナル運用が開始します。
- シグナルサービスの使用条件に同意する
- リアルタイム・シグナル購読を有効にする
- SLとTPをコピーする
- synchronize positions without confirmations
※こちらのふたつにチェックがない場合にはシグナルは適用されません。
- 最大証拠金使用率
- 証拠金がこの額より下がったら止める
- スリッページ
最大証拠金使用率の設定でポジションサイズを決める事ができます。
証拠金に対し、何%まで使用するかを設定します。
シグナルのロジックによりますが、パフォーマンスを発揮させるのであれば、最大の95%まで設定するほうが無難です。
最大証拠金使用率でリスクを限定するよりも、入金する資金量を調整することで許容リスクを調整することが望ましいです。
LOT、ポジションサイズの調整について
シグナルの設定ではLOT数を設定することはできません。
最大証拠金使用率から計算されたLOTが適用されます。
どのくらいのLOTでポジションをとるのかは、各シグナルを参照します。
VPSを使ったシグナル運用について
MT4のシグナルは、MT4が起動していないと適用されません。
シグナル受信中はMT4を立ち下げてしまうと、ポジションオープン、クローズともに実行されません。
シグナルのパフォーマンス再現度を最大にするには、24時間の運用が望ましく、VPSが適しているといえます。
MT4からVPSを設定することも可能です。
シグナルとVPSを使ったMT4口座を複数用意することで、簡単にポートフォリオを組むことができます。